LAダウンタウン

今回、仕事で宿泊したのがLAのダウンタウンのヒスパニック居住区にあるホテル。そこは高速道路を一本隔てただけで丸の内のようなビジネス街からスラム街一歩手前へと表情を激変させる、ちょうどその境目からスラム街寄りの場所だった。土曜日の夜にはこの窓の外からガンガンにマリアッチが流れてきた、野外のサウンドシステムでダンスが繰り広げられていたのだろう。白人は白人、黒人は黒人、ヒスパニックはヒスパニック、アジア系はアジア系でそれぞれの住む場所が色分けされていて、他の人種は入り込みにくいんだろうなという印象だった。実際、ホテルの場所はヒスパニックが多くて、セキュリティの黒人や日系人のタクシー運転手は「このへんは危ねえぞ」と教えてくれた。まず東京で暮らしてると「危ないところ」って感覚がない。実際、そうそう危ないところはないから。この緊張感はベガスにはなかった。ちなみに日曜日の明け方に銃声を一発聞いた。それでも、それぞれのコミュニティに根ざしてるお店は買い物するのも格安で、また行きたいなと思う。どこで買っても同じようなブランド品を巨大モールで漁るより断然楽しかったので。